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基本技法・絵の具

基本技法・絵の具

絵の具について

七宝はまず単色の色を綺麗に出すことがもっとも必要なことです。七宝釉薬のメッシュ(細かさ)は80メッシュです。
絵の具は、硝石・珪石・鉛丹・その他の鉱物からできています。絵の具を80メッシュに攪拌する前の絵の具をフリットといいます。フリットですと絵の具の質は下がりません。80メッシュですと、約10年ぐらいは質が下がりません。
絵の具はまず、乳鉢に、水を入れて攪拌します。
これは、絵の具の細かさを、統一するのと、水換えをすることで、絵の具の中にある不純物を取り除きます。これは、必ず行ってください。基本のひとつです。絵の具は、必要な量を乳鉢に入れて、少量の水で攪拌します。
水の量が多すぎてはだめです。攪拌が終わりましたら、水しをします。乳鉢いっぱいに水を入れ、その水を捨てる。2~3回繰り返す。
これで初めて、絵の具として使用できます。
水しをした絵の具は約半月ぐらいで色さえまたはピンホール(細かい穴)ができます。その絵の具は、新しい絵の具を足して攪拌してください。元の絵の具近くまで戻ります。あまり絵の具がひどい場合は、戻りません。

ひと言アドバイス

落ちないために絵の具の中に、CMC(のり水)を入れる場合がありますが、基本的には入れないほうがいいです。
CMCも七宝の絵の具からいえば、不純物です。焼成後の絵の具の透明感(色さえ)が悪くなります。
絵の具の落下は、絵の具が荒いか、乾いてないで焼成したか絵の具の乗せすぎによるものです。
その他は、裏引きが厚すぎても落下の原因になります。

2018-08-30 12:54:05

七宝技法・有線工程   |  コメント(0)

 

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