特殊フリットとして、ミルフィオリフリットがあります。
ミルフィオリは、ひとつのフリットが、金太郎飴のようになっています。このフリットは、ガラス用に作られたものですので、七宝より多少硬いです。(焼成に時間が掛かります。)
ミルフィオリを使った製品の製作過程(ペンダント)
1.アルミナ板の上に、銀透胎七宝用枠と同じ大きさのセラミック紙を切りその上の銀ペンダントを乗せる。
2.銀透胎七宝用枠の中にミルフィオリ(高さ7mm)をまんべんなく入れる。
3.焼成温度は、850度以上で焼成する。
4.完全に冷めてから、アルミナ板から、本体をはずします。
5.裏を水性のサンドペーパーで磨きます。
ひと言アドバイス
ミルフィオリフリットが表面張力で丸く山のようになってから、炉から出してください。
丸くなっていないうちは、焼き前になります。
オーロラガラスも特殊フリットになります。これも七宝の上に乗せて焼成することができます。
(この場合も焼成時間は長めになります。)
2018-08-30 10:03:50
七宝技法・有線工程
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